ObsidianをGitHubで同期する方法

最終更新日: 2026年02月01日 obsidian github

Obsidianを複数のPCで使用する際の、データ同期方法のひとつです。 GitHubを使って同期するため、無料で利用できます。 ※ 2026年1月時点では、スマホ・タブレットでの同期はできません。

0. 事前準備(1回だけ)

  • PCにGitをインストールする
    Git公式サイト から、お使いのOS(Windows/macOS)に合った
    インストーラーをダウンロードして入れてください。
    (インストール済みならそのままでOK)
  • GitHubにリポジトリを作る(例:obsidian_test など)
    Githubのページで「New」をクリックしてリポジトリを作成します。
    Configuration の Choose visibility で「Private」を選びましょう。
    Publicの場合は公開されます。

1. Vault(同期したいフォルダ)を確認

Obsidianの対象のVault(保管庫)の場所を確認します。
例:C:\obsidian\vault\
このフォルダが “Gitの対象” になる


2. PowerShellでそのフォルダへ移動

続いてPowerShellもしくはターミナルで作業をします。
今回はPowerShellで作業をします。
対象のフォルダに移動します。

cd "C:\obsidian\vault"


3. Git初期化

そのまま、PowerShellで作業を進めます。
git init

これでこのフォルダに .git/ ができて、Git管理が始まる
git init を実行すると、
「このフォルダをGitで管理しますよ」という準備が整います。
※Git:ファイルの変更履歴を記録するための仕組み


4. Gitの状態を確認

PowerShellの画面でステータスを確認
git status

git init のあとに git status を実行すると、
「No commits yet」と表示されます。

これは、
Gitでの管理は始まったけれど、
まだ1回も記録(コミット)していない状態、という意味です。 ※コミット:その時点の状態を「記録として保存」すること
※ git status で日本語フォルダ名「03_もるさんの家庭DX研究室」は文字化けして表示される場合がありますが、表示上の問題だけで、動作には影響ありません。


5. 最初のコミットを作成

引き続きPowerShellの画面で次の2つのコマンドを実行します。
git add .
git commit -m "Initial commit"

git add .
→ この時点のファイルを「保存対象」として選びます。
git commit -m "Initial commit"
→ 選ばれた状態を、最初の記録として保存します。


6. ブランチ名を確認

最初のコミットを作成すると、
Gitは「ブランチ」という単位で履歴を管理し始めます。

ブランチは、
「これから作業を続けていく、履歴の通り道」
のようなものです。

現在のブランチ名を確認します。
git branch
現在のブランチが master の場合は、
以下のコマンドで main に変更します。

master のままでも動作しますが、
本マニュアルでは main に統一します。
git branch -M main
この操作は、ブランチの「名前を変更するだけ」なので安心してください。


7. 「.gitignore」を作成

.gitignore は、
「Gitに保存しないファイルを指定するためのファイル」です。

Obsidianには、
PCごとに内容が変わる設定ファイルがあり、
それらを同期するとトラブルの原因になります。

そのため、先に .gitignore を作成して、
同期しないファイルを指定します。

  1. Vaultフォルダを開く
    C:\obsidian\vault\
  2. 右クリック → 新規作成テキスト ドキュメント
  3. 出来上がった「新規 テキスト ドキュメント.txt」を開く
  4. ファイルに下記2行を入力して保存
    .obsidian/workspace.json
    .obsidian/workspace-mobile.json
    
  5. ファイル名を「.gitignore」に変更(.txt は消す)

8. 「.gitignore」 が効いているか確認(git status)

PowerShellに戻ります。
git status で確認します。

このように .gitignore だけが表示されていれば、
設定は正しく完了しています。
そのまま次の手順に進んでください。


9. 「.gitignore」を“正式ルール”としてGitに覚えさせている

.gitignore を作成しただけでは、まだGitの履歴には保存されていません。

以下のコマンドで、
.gitignore を正式なルールとして保存します。

git add .gitignore
 → この .gitignore を、次に保存する対象として選ぶ
git commit -m "Add .gitignore"
 → 選ばれている状態を、履歴として確定・保存する

上記のように
「Add .gitignore」と表示されれば、
.gitignore が正式なルールとして保存されています。

この状態になれば、次の手順に進んでOKです。


10. GitHubに接続(remote 設定)

この手順は
「このフォルダのデータを、どのGitHubリポジトリに送るか」を
Gitに教える作業です。

PowerShellでコマンドを入力します。
git remote add origin https://github.com/<ユーザー名>/<リポジトリ名>.git
https://github.com/... が、手順0の事前準備で作成したリポジトリのURLになります。
※ ここでは例として、GitHubリポジトリ名を obsidian_test としています。
実際には、分かりやすい名前で作成してください。

今回私の場合はこのようになります。
git remote add origin https://github.com/moru45/obsidian_test.git

git remote -v(確認)
続けてこのコマンドで確認します。
このように出ればOKです。

ただし、まだデータは送信されません。
送り先を覚えさせただけとなります。


11. 最初の push(送信)

PCの中にあるGitの履歴を、GitHubに初めて送る操作です。

PowerShellで次のコマンドを入力します。
git push -u origin main

コマンド実行後、
done. が表示され、エラーが出なければ成功です。

最後に
branch 'main' set up to track 'origin/main'.
と表示されれば、初回送信は完了しています。

※ 表示される行数や数値は環境によって異なりますが、
done. が表示されていれば問題ありません。


12. GitHub 側で反映を確認

基本的にはGitHubのリポジトリ画面にファイルやフォルダが見えればOKですが
確認ポイントは2つ
1. ブランチが main になっている
  画面左上赤枠のブランチ表示が main

2. フォルダやファイルが見える
 パソコンのフォルダ表示と同じか確認

これが確認できれば、初回の push は成功です。

余裕があれば、
.gitignore ファイルをクリックして作ったものと同じかを確認しておくと安心です。
.gitignore がGitHub上にも存在することで、
別のPCでクローンした場合でも、
同じ除外ルールが自動的に適用されます。


13. 別PCでクローンして同期確認

GitHubにあるVaultを、別PCに丸ごとコピーして、
同じ中身になるかを確認します。

今回は、別のPC(Mac)で作業します。


① クローンを保存するフォルダを決める

まず、クローンを保存するフォルダを決めます。
必要であれば、フォルダを新規で作成してください。

今回は、以下のフォルダに保存します。
/User/yusuke/Obsidian


② ターミナルで保存先へ移動し、クローンを作成

続いて、PowerShellやターミナルを開き、保存する場所まで移動します。
cd /Users/yusuke/Obsidian

続いて、GitHubからリポジトリをクローンします。

git clone https://github.com/moru45/obsidian_test.git

これで、Obsidianフォルダの中にobsidian_testフォルダが作成されます。


③ ObsidianでクローンしたVaultを開く

「保管庫を管理」を開き、
「保管庫としてファイルを開く」→「開く」を選択し、
obsidian_test フォルダを指定します。


④ 同期できていることを確認

クローンしたobsidian_testを開くと、
Windows側と同じノート・フォルダ構成が表示されます。
これで、同じ内容を 2台のPCで共有できている ことが確認できました。
この時点で、GitHubを使った同期の仕組みは完成しています。

※ 以降は、Obsidian Git プラグインを使って、
Obsidian上から Git の操作を行います。

PowerShellやターミナルを使わなくても、
commit / push / pull ができるようになります。

つまり、Obsidian上から同期操作が行えるようになります。

ここまでで、
GitHubを使ってObsidianのVaultを
複数のPCで共有できる状態が完成しました。

続きは、
ターミナルを使わずに操作できる
Obsidian Git プラグイン編」をご確認ください。